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Codexとは? WordPressの更新や毎月のデータ集めで、実際に使ってみた

HKネットコンサルティング(HKNET)の原脇です。仕事で、OpenAIのCodex(コーデックス)を使っています。

「Codex」という名前を聞いたことはあっても、ChatGPTと何が違うのか、コードを書く人以外にも役に立つのかは、分かりにくいと思います。この記事では、自分がCodexを実際にどんな仕事に使っているか、時間がどう変わったか、うまくいかなかったことを、実例でまとめました。

この記事の結論

  • Codexは、パソコンやブラウザの上で、実際に作業を進めてくれるAIです
  • 自分は、WordPressの記事作成や修正、繰り返しの更新作業、毎月のデータ集めなど、「実際に手を動かす仕事」で特に役立っています
  • まとまった作業を一度に頼むと力を発揮する一方、細かな修正を何度も頼むと、利用枠を多く使います
  • 保存や公開の前に人が確認する、という区切りを最初に決めておくことが大事です

なぜCodexについて書くのか

WordPressのページづくりや修正は、以前は調べもの、構成、文章、入力、デザイン、修正まで、一つずつ自分で進めていました。今は、そうした作業をCodexに頼むことが増え、仕事の進め方が大きく変わりました。

Codexを使い始めたきっかけは、ChatGPTの有料プランを契約していたので、そのままCodexのパソコン用アプリをダウンロードして使えたことです。Codexが出たときに、どんなことに使えるのかを、自分の感覚で試していったことも大きかったと思います。

Codexとは

Codexは、ChatGPTと同じOpenAIが提供しているAIです。ファイルの作成やコードの修正、ブラウザの操作など、パソコンの上で実際に作業を進めてくれます。2026年9月16日に公式情報で確認した時点では、パソコンのターミナル(文字で操作する画面)、VS Codeなどのエディタの拡張機能、パソコン用アプリ、ブラウザから使えて、ChatGPTのPlus・Pro・Business・Edu・Enterpriseの各プランに含まれています(Codexの公式ドキュメント)。料金や使える範囲は変わりやすいので、最新の情報は公式ページでご確認ください。

ChatGPTとの違いを一言でいうと、ChatGPTは「一緒に考えて、文章や案を出してくれるAI」、Codexは「実際に手を動かして、作業を進めてくれるAI」だと感じています。くわしくは ChatGPTとCodexは何が違う? で書きます。

Codexをどう使ったか

1. 受け取った資料から、WordPressのお知らせ記事を作る

受け取った3つの資料をCodexに渡し、WordPressのお知らせ記事を作ってもらいました。ブラウザを操作して、記事の作成まで進めてくれます。

最初にできた記事は、見た目が少し味気なかったので、見出しの間などにデザインを加えるように頼み直しました。

自分の感覚では30分ほどかかる作業が、10〜15分ほどで終わりました(体感)。利用枠の消費も少なく済みました。

2. 毎回1時間かかっていた更新作業を、手順にして保存する

複数のページに載っている画像とPDFの資料を、新しいものに差し替える作業がありました。毎回1時間ほどかかり、集中して確認する必要があるので、依頼が来るたびに気が重い作業でした。

今後も繰り返す作業だったので、工程に分けて、Codexに進めてもらいました。

  1. PDFの資料を、ページに載せる画像(PNG)に変換する
  2. PDFと画像を、WordPressのメディアにアップロードする
  3. ページの中の古い画像とPDFのリンクを、上から順番に新しいものに差し替える
  4. 新しい資料に書かれている情報を読み取り、ページの文章と比べて、直した方がよいところを「修正前/修正後」で出してもらう
  5. 作業の報告に使う文章を作る

保存は、内容を自分が確認してから行いました。そして、この一連の手順をCodexの「スキル」として保存し、次から同じ手順で使えるようにしました。

繰り返しの仕事を自分で工程に分けて、手順として保存するところまでできたのは、このときが初めてでした。

3. 毎月のデータ集めを、操作の記録で自動にする

毎月、複数のWebサイトやサービスの管理画面から、アクセスなどのデータを手作業で集めていました。

そこで、Codexの「Record & Replay(レコード アンド リプレイ)」という機能を使いました。画面の操作を一度実演して見せると、その手順を、あとから何度でも使える「スキル」としてまとめてくれる機能です(公式ドキュメント。2026年9月16日 確認。macOSで使える機能です)。

  1. サイトごとに、データを取る操作を記録する
  2. 記録した操作を、サイトごとのスキルにする
  3. サイトごとのスキルを、一つにまとめる
  4. 対象の期間を指定して実行すると、サイト別・データ別のフォルダに保存される

最初の記録とスキルづくりには、手順書では合計3時間ほどと記録していますが、感覚としては4〜5時間ほどかかりました。2回目からは、数分から10分ほどで実行できるようになりました。

翌日には、ChatGPTで使っていたレポート作成の指示文と、過去のレポートの構成をCodexに移し、集めたデータからレポートの下書きまで作れるようにしました。

ただ、Google Search Consoleのデータだけは、2026年8月の時点では自動で取得できず、手作業で残しています。

4. お客様のWordPressサイトの不具合を直す

お客様のWordPressサイトで、スマートフォンから画像をダウンロードできない不具合がありました。作業の前にバックアップを取ってから、Codexに原因を調べて直してもらいました。

あわせて、サイトを管理する方が写真を登録するとき、一般の人向けのフォームから申請し、下書きを確認して公開する、という二度手間になっていた流れを、管理画面から直接登録できる形に変えました。

以前なら外部の制作会社に頼んでいたような修正も、AIを使ってかなり自分で進められるようになりました。

何が変わったか

仕事以前Codexを使って
資料からお知らせ記事を作る30分ほど10〜15分ほど
画像とPDFの差し替え毎回1時間ほど。集中が必要で、気が重い作業決まった手順で進められるようになった(時間の変化はまだ測っていません)
毎月のデータ集め複数のサイトから手作業で集める最初の準備に4〜5時間ほど。2回目からは数分〜10分ほど(Search Consoleは手作業)

※時間は、どれも自分の感覚です(データ集めの最初の準備は、手順書では約3時間と記録しています)。

時間が短くなったこと以上に、依頼が来るたびに気が重かった作業を、決まった手順で進められるようになったことが大きかったと感じています。

AIではできなかったこと・人が必要だった部分

細かな修正を何度も頼むと、利用枠を多く使う

Codexは、まとまった作業を一度に頼むと力を発揮します。反対に、「1文字だけ」「数行だけ」の修正を何度も頼むと、利用枠を多く使ってしまい、費用に見合いません。

頼んだ先の作業まで進んでしまった

修正のたびに、公開用の反映(デプロイ)まで進んでしまい、利用枠を使ったことがありました。今は、どこまで進めてよいか、どこで止まるかを最初に伝えています。

性能の高いモデルでは、利用枠がすぐに減る

ホームページのテーマを性能の高いモデルで作っていたときは、利用枠をかなり早く使ってしまいました。構想や最初の設計など大事な場面だけ性能の高いモデルを使い、細かな修正や繰り返しの作業は通常のモデルに切り替えることにしました。

人が数分でできる作業まで、頼みかけた

画面の写真の調整のように、人がやれば数分で終わる作業まで、AIに頼みかけたことがあります。AIに頼む前に、「人なら何分か」「AIなら何分と、確認に何分か」を考えることにしました。

名簿のように大事なデータは、人が確かめる

お客様から預かった名簿を、メール配信サービスに登録しやすい形に整えたときは、作業全体が10〜15分ほどで済みました(以前なら1〜2時間ほどかかりそうな作業です。どちらも体感)。そのうち、自分が判断した時間は5〜6分ほどでした。

ただ、分からないところは、電話で直接確認しました。人が確かめる部分は、残しておく必要があります。

名簿は、お客様から依頼された範囲で扱いました。個人情報でもあるので、名前を伏せたり、ほかから見えないように、できる限り隠したりするよう気をつけました。

すべてを自動にしようとしない

毎月のデータ集めでも、Search Consoleのデータだけは自動にできず、手作業で残しています。100%の自動化にこだわりすぎず、手間と費用を比べて、人がやる工程を残すことも大事だと感じました。

地方の中小企業ではどう使えるか

Codexのような道具が役に立ちやすいのは、決まった手順で繰り返している作業です。

  • ホームページのお知らせの更新
  • 毎月のデータ集めや、報告書の下書き
  • 画像やPDFの差し替え

※あくまで例です。

始めるときは、次の順番がおすすめです。

  1. 繰り返している作業を、1つ選ぶ
  2. 手順を書き出し、どこで人が確認するかを決める
  3. まとめて頼み、保存や公開の前に止めて確認する
  4. うまくいったら手順として保存して、次から使う

本番のホームページで作業するときは、作業前のバックアップと、管理画面のパスワードの扱いを、最初に決めておくと安心です。

ツールが変わっても残る考え方

Codexの機能は、これからも変わると思います。変わりにくいのは、作業を工程に分けて、人が確認する場所を決めておくことです。

手順が文章で残っていれば、別のツールを使うことになっても、同じように頼めます。また、自動化は一度作って終わりではなく、実際の結果を見ながら直していくと、精度が上がっていくと感じています。

どんな会社・人に向いているか

向いている

  • WordPressの更新や、毎月の繰り返しの作業に時間がかかっている
  • 作業の手順を、ある程度言葉にできる
  • 保存や公開の前に、確認する時間を取れる

あまり向いていない・先に別のことをした方がよい

  • 数文字の修正が中心(自分で直した方が早いです)
  • 1回きりで、手順を説明する方が時間がかかる作業
  • 何を作るか、何を直すかが、まだ決まっていない

よくある質問

Q. ChatGPTとCodexは、別のサービスですか?

A. どちらもOpenAIが提供していますが、役割が違います。ChatGPTは主に一緒に考えたり文章を作ったりするAI、Codexは実際に作業を進めるAI、というのが自分の感覚です。2026年9月16日に公式情報で確認した時点では、CodexはChatGPTの有料プラン(Plus・Pro・Business・Edu・Enterprise)に含まれています。契約との関係は変わることがあるので、公式情報で確認してください。

Q. WordPressの管理画面を操作させても大丈夫ですか?

A. 自分は、作業の前にバックアップを取り、保存や公開の前に自分が確認する区切りを入れるようにしています。本番のサイトでは、どこまで進めてよいかを最初に伝えることが大事です。

Q. どんな作業に向いていませんか?

A. 数文字の修正や、1回きりで手順を説明する方が時間がかかる作業は、自分でやった方が早いです。

Q. プログラミングの知識は必要ですか?

A. 自分もエンジニアではありません。順番としては、まず作業の手順と、確認するポイントを言葉にできることが大事だと感じています。そのうえで、AIの作業が正しいかを判断・確認するためにも、知識はどんどん身につけていく必要があると思っています。

まとめ

  • Codexは、パソコンやブラウザの上で、実際に作業を進めてくれるAIです
  • 自分は、WordPressの記事作成や修正、繰り返しの更新作業、毎月のデータ集めに使っています
  • 細かな修正を何度も頼むより、まとまった作業を一度に頼む方が向いています
  • 保存や公開の前に人が確認する区切りを作り、すべてを自動にしようとしないことも大事です

Codexは、新しいモデル「GPT-6 Astra」も使えるようになり、図のようなものの作成やゲームづくりなど、できることがどんどん増えてきました(モデルの名前はOpenAIの公式発表で確認。2026年9月16日)。 今では普段の作業はCodexが中心になっています。Claude CodeもCodexも、今の自分の仕事には欠かせない存在です。

次に改善するなら、Search Consoleのデータが自動で取れない原因を調べて、毎月の作業をもう一段軽くしたいと考えています。

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相談について

WordPressの更新や、毎月の繰り返しの作業に時間がかかっている場合は、手順の整理から一緒に考えます。

今の仕事の中で、時間が掛かっていることや、「もう少し楽にできたら」と思っていることがあれば、一度お聞かせください。 AIやWebを使うことで、改善につながる方法がないか一緒に考えます。

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