AIを使ってみたいけれど、何から手をつければよいか分からない。そんなときは、今、時間がかかっている仕事を一つ書き出すところから始めてみてください。
HKネットコンサルティング(HKNET)の原脇です。自分も、最初からAIの使い方が分かっていたわけではありません。日々の仕事で試すうちに、ツールの操作より先に「何を楽にしたいか」を決めることが大事だと感じるようになりました。
この記事の結論
- 繰り返し発生し、人が結果を確かめられる仕事を一つ選びます。
- 最初は公開情報や架空のサンプルを使い、下書きまでを試します。
- 準備・確認・修正を含めた時間と、仕上がりを比べてから続け方を決めます。
最初に選ぶなら「繰り返す・小さい・確かめられる」仕事
毎日、毎週、毎月繰り返している仕事を挙げ、その中から一つ選びます。経営者自身が抱えている書類づくりや、お知らせの文章を考える作業などが候補です。何が正しい仕上がりか、人が判断できるものを選ぶと振り返りやすくなります。
| 困っていること | 最初に試すこと | 人が確認すること |
|---|---|---|
| 毎回、お知らせを一から書いている | 公開してよい日時・場所・内容から下書きを作る | 日時、料金、伝えたい内容が正しいか |
| 報告書の形をそろえるのに時間がかかる | 架空の内容で、見出しと書式のひな形を作る | 実際の仕事で使う項目がそろっているか |
| 毎月、同じ数字を集め直している | 集める項目、元データ、確認手順を書き出す | 対象期間と集計方法が合っているか |
自分はWordPressのお知らせ作成や毎月のデータ集めでAIを使っています。ただ、数文字の修正なら、自分で直した方が早いこともあります。実際に試したことは、更新・データ収集でCodexを使った記録にまとめています。
試す前に、入力する情報と止まる場所を決める
最初の練習には、公開情報や架空のサンプルを使います。顧客名簿、パスワード、未公開の見積書などを、そのままAIに渡す必要はありません。
会社の情報を使う段階では、社内ルール、契約しているサービス、入力内容の扱い、使える権限を先に確認します。「学習に使われない」という条件だけで、どんな情報でも入力してよいとは判断しません。
また、下書きを作ることと、送信・公開することは分けておきます。自分は、頼んだ先の公開作業までAIが進んでしまった経験から、確認する区切りを先に伝えるようにしています。
お知らせの下書きを試す指示の例
次の公開情報だけを使って、お客様向けのお知らせの下書きを作ってください。足りない情報は推測せず、確認が必要な項目として挙げてください。日時・場所・料金は書き換えないでください。送信や公開は行わず、最後に人が確認する項目をまとめてください。
最初から完成文を期待するより、元の情報と見比べながら直せる下書きとして扱う方が、自分には合っています。
AIを待つ時間だけでなく、確認・修正まで比べる
試した後は、従来の方法とAIを使う方法を、同じ程度の作業量・仕上がりで比べます。AIの作業時間だけを見ても、実際に負担が減ったかは分かりません。
| 残す項目 | 確認すること |
|---|---|
| 従来の所要時間 | 準備から最終確認まで、何分かかったか |
| AIを使った所要時間 | 資料の準備、指示、待ち時間、確認・修正にそれぞれ何分かかったか |
| 仕上がり | 間違い、抜け、直す必要があった箇所 |
| 繰り返し使えるか | 次回も同じ手順でできそうか、担当者が理解できるか |
| 費用 | ツールの利用料や、設定・サポートに必要な費用 |
初回の準備時間は、毎回かかる時間と分けて残します。準備に時間がかかっても、毎月使う仕事なら意味がある場合があります。反対に、確認・修正の手間が増えるなら、任せる範囲を狭くするか、人が行う方法に戻して構いません。
自分で進めることと、相談した方がよいこと
仕事の書き出しや、公開情報を使った文章の下書きは、小さく試しやすい入口です。一方、会社のデータを書き換える、複数のサービスをつなぐ、Webサイトに公開するといった作業では、元に戻す方法と確認する人を決めてから進めます。
HKNETでは、今の仕事を伺い、改善したい作業を一つ選び、AI・Web・データから合う方法を考えます。小さく試して、使い方を共有し、自分たちで使い続けられる形を目指しています。
支援内容と料金の目安をご確認いただけます。初回相談は無料です。実際の支援範囲と費用は、内容を伺ってからご案内します。
よくある質問
有料のAIを契約してから相談した方がよいですか?
先に契約する必要はありません。まず、どの仕事を変えたいかと、今使っている道具を整理します。利用できる機能や料金は変わるため、契約時には提供元の公式案内と実際の利用画面を確認します。
どれくらいで効果が分かりますか?
選ぶ仕事と、確認・修正にかかる手間によって変わります。同じ程度の仕事で数回試し、時間と仕上がりを記録して判断するのがおすすめです。一律の短縮時間は約束できません。
何を相談すればよいか分からない場合は?
「毎月この作業に時間がかかる」「更新が後回しになる」といった状態のままお聞かせください。今の手順、困っているところ、どうなれば助かるかの三つが、整理の出発点になります。
まず、今週くり返した仕事を一つ書き出してみてください
その仕事に使った時間、必要な情報、最後に確認する人をメモします。AIを選ぶのは、その後でも大丈夫です。自分も、AIでできるかだけでなく、任せる価値があるかを考えながら、仕事ごとに使い方を変えています。
具体的な道具が気になった方は、Claude CodeとCodexの使い分けもご覧ください。
